大腰筋パラドックスについて

Tanren塾塾長体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。 


体芯力®︎体操は大腰筋を主なターゲットとしてトレーニングする体操です。


しかし…


解剖学を勉強した方が体芯力®︎体操のやり方を見ると


「ん?これで本当に大腰筋が動く動きなの?」
と疑問に思う方がいると思います。


大腰筋の働きは主に


「股関節の屈曲」
「股関節の(わずかに)外旋」
あとは腰椎の伸展や骨盤の前傾の働きがあると言われています。


しかし、実は股関節が伸展する動きでも働いているという説や反り腰を予防する(脊柱の屈曲)働きもあるとか。


一番強く働くのは股関節が伸展したところから脚を戻すときという説もあります。 


大腰筋はまだまだ謎の多い筋肉。


付着部が浅頭は胸椎12番から腰椎4番、深頭が腰椎1番から腰椎5番。


付着部を見ると側屈の動き(脇を縮める、伸ばす)にも関連しそうですね。


腰椎の動きには全て関連していそうです。
逆説的なことなどさまざまな働きが言われているため、「大腰筋パラドックス」と言われているようです。
このことを東京大学石井直方教授が書いた記事があります。

https://www.webleague.net/information/coach/qandadet.php?qandaid=1126&teachid=3

通説的な「股関節の屈曲、やや外旋」だけでないということを覚えておいた方が良いかもしれませんね。

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