Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
昨今の世の中には様々なトレーニングやエクササイズが紹介されています。
珍しいものだったり、人の興味を引くために少々奇妙なものや、アスリートのような刺激の強いもので身体を変えていく、といったものが多いように思います。
どんなトレーニングやエクササイズでも共通することがあります。
それは”人が動く”ということです。
椅子から立ち上がる。
鞄を持つ。
階段や坂道を登る、降る。
お茶碗を持つ、お箸を持つ。
どれも当たり前のようなことです。
繰り返しますがどれも共通することは”人が動く”ということです。
平常は全く存在を意識していない空気も、強風となり、台風になり、竜巻になります。
人の動きを説いたことが「ごく当たり前なもの」としか見ないか、「哲学」ととるか、それは受け手にかかっています。
「体芯力®︎」体操は理論と位置付けるには値しないような当たり前過ぎる運動です。
目次
肩甲骨を挙上、下制、内転、外転、上方回旋、下方回旋
肩関節を屈曲、伸展、水平伸展、水平屈曲、外転、内転、外旋、内旋
脊椎を屈曲、伸展、回旋
股関節を屈曲、伸展、内転、外転、外旋、内旋
という解剖学の最初に習うようなことを実技で行い、可動域を正常レベルまで戻して、それらを連結させて動く練習をする、というなんともオリジナリティに欠ける内容です。
運動の連動や筋力云々はこれらの可動域を正常レベルになってからでも良いのではないかと思います。
これらを知らずにストレッチや筋力トレーニングをしていれば、バランスを崩して故障やパフォーマンスの伸び悩みになるのは至極当たり前なことではないでしょうか。
王道は、
正きを知り
己の身体を知り
実践
ですね。