骨盤と脚の動き=膝腰同側は体芯力®︎で最も重要な動き

外国人一流選手と比較して、日本人選手は動きが堅いと言われる。

従来、日本のスプリンターでは、体幹をしっかり固定し、四肢を力強く動かすという考え方が主流となっていた。

したがって、腰をどう使うか、骨盤の動きをどのように脚の運びとマッチングさせるかについて、驚くほど無頓着であったと言える。

しかし、大きな脚部を素早く動かすためには、どうしても体幹部、とりわけ腰部(骨盤と腰椎)をいかに有効に利用した動きを作り出すかが工夫されなければならない。

以上

小林寛道著書
「ランニングパフォーマンスを高めるスポーツ動作の創造」より抜粋

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Tanren塾塾長 鈴木亮司です。

体幹トレーニングと言えば体幹部を固定することが世の中のブームになっていますね。
体幹を固定することがぎこちない動きを誘発してしまうということを書いています。

足を動かそうとした場合、重たい足を効率よく動かすには骨盤(腰)の動きと足の動きを、連動させることが重要であると書いています。

現に足を素早く動かしたいとき、骨盤を固定して足だけで動かそうとすると、早く動かしにくい上に、とても疲れます。

骨盤を連動させて動かすと骨盤を固定していた時よりもずっと少ない力感で素早く足を動かすことができるのを感じられるはずです。

目次


足と骨盤を連動して動かすことを体芯力®︎では膝腰同側動作と呼んでいます。(小林寛道先生が考案した動きです)

膝腰同側型動作を無意識で出来る様な身体(神経回路)を構築するのが体芯力®︎体操です。

無意識にコントロールできるようになることで動きの質(Quality Of Motion)が大幅に変わってきます。この動きが体の芯にある筋を活動させる動きです。無駄な力が抜けた疲れにくい動きを実現させてくれる1つの有効な方法です。

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