Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
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「腹筋が一回もできないんです。
腹筋が弱いからですよね~」
こんな会話聞いたことがありませんか?
結論から言えば腹筋が一回もできないのは腹筋が弱いからじゃないんです。
実は大腰筋が原因の可能性が高いのです。
伊東市で行われた東京大学生涯スポーツ健康科学センターと静岡県、スポーツウェルネス総合企画研究所の共同実験の結果がそれを示しています。
大腰筋のトレーニングをすると柔軟性も上がりますが上体起こしもできるようになります。- これには理由があります。上体起こしは股関節を屈曲(曲げる)からです。
大腰筋は股関節をまたいで付着しています。
また股関節を屈曲させる働きがあります。
図の赤いところが大腰筋です。
大腰筋が縮まらなければ上体を起こすことができませんよね。
上体起こしは股関節の屈曲が大きく関連するのです。
股関節を使えるようにするためには縮んで固まっている大腰筋を緩めて力が発揮できる状態にしなくてはなりません。
大腰筋が緩んでいる=ギアがニュートラルに入っている状態です。
上体起こしができないのは腹筋が弱いからでもなく、体幹が弱いからでもなく原因のひとつとしては大腰筋の可能性が高いことがわかりますね。
この大腰筋を緩める体操が体芯力®体操です。
一部紹介しましたので参考にしてください。肩の力を抜いて背骨と骨盤の動きを意識しましょう。
https://ryojisuzuki.jp「体芯力%EF%B8%8E」体操のトレーニングの一部/
このように腹筋(上体起こし)が出来ない理由が努力とか根性ではなく、大腰筋が原因の可能性が高いことは理解しておくことが必要だと思います。