Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
後輩のトレーナーがデビューをしたときの話です。
そこで勤務するスポーツクラブでの出来事を教えてくれました。
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スポーツクラブで足元に杖を置きラジオ体操をされているおじいさん。
何かお役に立てるかと思い話し掛けました。
聞けば四年前に脳出血をして高次機能障害との事。
正直、かなりビビってしまいましたが、体芯力®︎トレーニング(大腰筋ほぐし体操)を行いました。
トレーニングが一つ一つこなすたびに動きが良くなり、大腰筋ウォーキングを行い、ジム内を歩いたら歩幅も二足ほど広がり杖もなく歩け、ランニングのマシンから降りるときは物に捕まらなくてもサッと降りられたのは驚きました。
体芯力®︎ウォーキング→ジム内を歩くを2セットほど行いましたが1セット目は捕まらなくては降りられなかったんです。
その方は昔、登山やスキーをされていて富士山にも4度登られたそうです。
そしてポツリと
「また登山やスキーがしたいなぁ」と。
ちょっと泣きそうになりましたがこらえてトレーニング終了となりました(笑)
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体芯力®︎の即効性を実感する出来事ですね。
普通だとここまで即効性があるものは少ないです。
体芯力®︎トレーニングで大腰筋(体芯筋)を活性化させると脳の酸素量が増えることが確認されています。
息をこらえて力んで頑張るトレーニングは逆のことが起きます(笑)下の図であまり脳の酸素量に変化がないのかわかりますね。
脳が活性化するから身体が動くのです。
筋肉だけ太くしても身体は動きません。
リハビリでもスポーツでも筋肉だけ無理矢理鍛えても効果は上がりにくいです。
普通のトレーニングだと敬遠してしまうような方でも大腰筋トレーニングだと対応が可能なことがあります。
こういったトレーニングが世の中に貢献できることは確かであると思います。