Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
超訳 論語〜孔子に学ぶ処世術〜より以下抜粋
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孔子はこう言った。
「私は15歳にして学問の道を志し、
30歳にその基礎を立て、
40歳で迷いが消え、
50歳にして天命を知り、
60歳で人の言葉を素直に聞けるようになった。
70歳にして、心が赴くままに行動しても道に背くことがなくなった。」
これは孔子が人生の末期を迎えて、自分の人生を自ら「実りあるものだった」と評価しているのだ。
中略
英語圏のベストセラー
『死ぬときに後悔する5つのこと』
によると、人が死ぬ時に最も多くの後悔することは
「自分が本当に望んだ人生ではなく、他人の期待を満足させるために人生を生きたこと」
だという。
本質的なことより、副次的なことに人生を浪費したということだ。
後悔のない人生を生きるコツの一つは、いつも死を意識することである。
それはスティーブジョブズがいつも主張したことでもある。
彼は死について
「他人からの期待や自尊心、恥や失敗に対する恐れなどは死を前にしては全く無意味なので、真に重要なことだけが残る。
いつかは死ぬということを覚えておくことは、何かを失うことがあるような錯覚を避けるための最善の方法である」と言った。
何も恐れず、自分が目指すべきものを追い続けるために必要な態度は、いつも死を意識することだという。
私たちも常に死の瞬間を念頭に置いて、孔子のように自分の人生を振り返って、「実りあるものだった」と言えるような、後悔のない人生を生きなければならない。
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やるのは失敗。
本当の失敗は何もやらないこと。
という言葉に通ずるものがありますね。
後悔のない人生、ということは毎日の小さな積み重ねでもあると思います。