Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
「体幹を鍛えてるの全然然動きが良くならない」
「怪我や痛みが良くならない!」
随分前から「体幹トレーニング」が流行っていますが実際に効果があったという方はどれくらいいるのでしょうか?
お腹周りのインナーマッスルなどを固めるというのは日常生活に支障があるくらい筋力が低下してしまった方に刺激を与えるものとしてのリハビリの考え方だそうです。
ここを固めるということは「耐震構造」の身体を作ることになります。
弱い揺れには耐えられますが、大きな揺れでは簡単に崩れます。
コアを固めて安定性を得るという考え方は日常生活のレベルの弱い負荷では多少の効果はあるかもしれませんがアスリートは強い負荷の中で動いています。
アスリートに、リハビリの考え方をそのまま適応はできません。
先ほどのコアを固める「耐震構造」とは逆にわざと揺らして吸収する「免震構造」があります。
ちなみに五重塔は「心柱」という真ん中の柱は1番上から吊るされていて地面から少し浮いているそうです。
そしてその「心柱」が揺れることで建物を守るそうです。この構造は現在のスカイツリーでも使われているそうです。
このような構造の肉体にしようとしたときに必要になるのが「体軸」です。
「体軸」という言葉もよく耳にしますが、真ん中に一本軸があると言う考え方で、いま流行っている「体幹トレーニング」と全く同じで、やはりお腹周りを固めるやり方です。
これで出来る体はやはり耐震構造の身体です。
身体に「体軸」は何本もあります。
「体芯力」は「体軸」を学習させて色々な動作に対応できる身体を作ります。
子供の体の使い方にヒントが隠されていますね。
斗和の走り。右足側の軸に乗り切っていますね。
体芯力によって免震構造の身体を作り、体軸を覚えさせことで今までできなかった動きを可能にします。
この体軸を使いこなすことで体重移動をスムーズにさせ無駄な力を排除した動きが可能になります。
無駄な力を抜く、良い動作をできる体を作る、体軸を使いこなす練習をするという順番が1つの流れだと思います。