運動神経が悪い人の気持ちがわかる。

Tanren塾塾長 体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。

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僕はいま運動指導者という立場をいただいています。運動指導者というと「初めから運動ができた人」という印象があると思います。

これは日本の場合かもしれませんが、スポーツの指導者になる場合、スポーツで優秀な成績を残した人がなっているケースが多いと思います。

「あの先生にこう動いて、と言われたけど出来ない。あの先生は初めから出来たみたいだから、なんで出来ないの?って言われる」

このようなことをお客様から聞くことがよくあります。実際に現場で働く指導者の多くはスポーツが得意でスポーツが優秀だったから、その流れで指導者になったというパターンです。

スポーツが出来ないとスポーツが楽しくないので長く続けられない。
成績が悪い場合、指導者になれない、もしくは、指導者になろうとはしないパターン。

指導者が自分が選手時代に優秀な成績を残しているので、自分のやり方に自信を持っているため、そのやり方を教えるパターンが多いです。

自分自身がそのやり方を出来たため、出来ない人間は努力が足りないと言ってしまう。

自分自身が出来てしまったため、

「なぜ自分のやり方を出来ない人間がいるのか?
どうやったらできるようになるのか?」

ということを考えないケースが多いことも見て来ました。

端的に言えば

「自分ができることと、

他人に教えることは違う」

ということを理解しなくてはなりません。

ちなみに僕は運動神経が良くはなかったので動きが不細工でよく人に笑われて来ました。

「なぜ出来ないのか?

どうしたら出来るようになるのか?」

ということをずっと考えて来ました。

運動が出来ない人の気持ちがわかります。

人からバカにされて悔しい気持ちもわかります。

スポーツはずっと補欠だったので、試合に出られない選手の気持ちもわかります。

怪我もたくさんしたので身体の痛みもよくわかります。

頑張っても結果がなかなか出なかったので、同じ境遇の人の気持ちもわかります。

引っ込み思案でなかなか物を言えなかったので、言いたいことが言えない人の気持ちもわかります。

いじめられていたこともあるので弱い人の気持ちもわかります。

親戚の人たちは、今の僕の状態を

「子供のころはあんなにヒョロヒョロで色白だったのにね〜」

と言います。

僕はエリートではありません。
人並み以下からスタートした人間です。

どのようにしたら動きが良くなっていくのか、自分のトレーニングを少しずつ積み重ね、その行程を身体で知っています。

トレーニングが終わった後の、この感覚は動きが悪くなる、この感覚は動きが良くなる、ということを1つずつ積み重ねてきました。

もちろんすんなりとはいきませんでした。

失敗はたくさんしました。
成功よりも失敗した試みの方が多いです。

だから自分のやり方に「このやり方は絶対これだ!」というこだわりもありません。

常に変化してきたからです。

下手に成功してしまうとそのやり方に固執してしまいます。

仮に上手くいっても「もっと良いやり方があるはず」と思いながら新しいやり方を探す努力というものを怠ってはならないと思います。

常に進化、変化をしてかなくてはならないと思います。

運動をするのに「運動神経が悪いから」と刷り込まれてしまった人たちの考えを少しでも救うこと、そして自分の体に希望と勇気を持ってもらうこと。

これが体芯力®︎の願いなんです。

 

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