足を前に出すと走るのが遅くなる!

Tanren塾塾長 鈴木亮司です。

速く走るためには歩幅を広くする!

なるべく足を前に出す!

 

…..これは本当でしょうか?

これを証明する根拠があるのでしょうか?

 

実はこのような常識と思われることとは真逆の研究データが出ています。

実は

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足は前に出すほど走るのが遅くなるのです。

裏付けるデータがあります。

こちらの内容は『金メダリストは知っていた!

水城昭彦著   東大名誉教授小林寛道監修』を参考にさせていただきました。

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以前にも似たような記事を書きました。→https://ryojisuzuki.jp足の速い人と遅い人の決定的な違いとは?/

 

こちらに掲載されているデータには長距離ランナーの日本一流選手と世界一流の選手とのタイムの差があるが、それらを裏付ける様々なデータを計測して比較しています。

この中の1つデータによると日本一流選手は世界の一流選手よりも歩幅が狭く、足が走路についている時間が日本が世界よりも長く、滞空時間が短い。

これがタイムに影響している可能性が高いとわかりました。

そうなるのはどうやら足の着地位置が関係していることわかりました。

股関節と膝の角度を調べた結果からも日本は世界よりも前方に着地していることが明らかになりました。

着地位置が前すぎるとブレーキが大きくなります。

そして足が走路についている時間(支持期)の重心の減速と加速を調べた結果から日本は世界よりも明らかに大きく減速していることが明らかになっています

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世界一流の減速  0.201±0.005

日本の減速   0.297±0.065

減速しているということは減速のための筋肉を使っています。そしてそのぶん加速をしなければなりません。

彼らを繰り返していれば当たり前ですが、エネルギーを浪費します。

その点、世界一流の走りは着地によるブレーキが小さいため、支持期において無理なく加速することができ、それによって大きな速度で足が地面から離れるため、大きな歩幅につながっているのです。

足を前に出して着地することは速くなるどころかむしろマイナスになるのです。

これは歩くことも同様です。

「大きな歩幅」と聞くと足を前に出すと思う方が多いと思います。世の中でもそういうことを指導している人が多いです。

しかしこれは間違いの可能性が高いとデータからもわかります。

歩くのが遅い、走るのが遅いのではなくて自分でブレーキかけてただけだったとも言えます。

 

ではどうすれば速く走ることができるのか?

それはまた次回に書きたいと思います。

 

 

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