Tanren塾塾長 体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。
ちょうど3年前に書いたブログの記事を少し書き直して掲載しました。
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先日体調を崩して2回ほどお休みしていた女性の方のパーソナルトレーニングでした。
毎週トレーニングを受けていただいていたので実質3週間の間が空いていたわけですが、この期間であることに気づいたそうです。
定期的にパーソナルを受けていた時は受ける前よりも物忘れが少なくなっていたのを実感していたそうです。
何か物を取りに行って忘れてしまうことがほとんどだったのが忘れなくなっていたそうです。
それがこのトレーニングをしていなかった期間に物忘れをするようになってしまったとのことです。
「運動が認知症予防に良い」
とは言いますが具体的に何が良いのか?ということがハッキリわかっていませんでした。
以下東大名誉教授小林寛道先生の著書
「健康寿命をのばす認知動作型QOMトレーニング」より
下の写真は普通に歩いた時の脳の酸素量です。
誰がみても明らかに通常の状態と比べても大きな変化はありませんね。
コアストレッチ・ウォーキング(腰を使った歩き方)をした時の脳の酸素量の変化が大きいのがわかります。
これはレッグエクステンションという膝を伸ばすマシンでの脳の酸素量の変化です。
ほとんど反応はありません。
健康寿命をのばす認知動作型QOMトレーニングより以下抜粋
「いずれの筋力トレーニングマシンにおいても脳内の変化は少ないが、筋力発揮を行うごとに、脳内の特定部位に局所的な酸素化ヘモグロビンの軽い変化がみられた。
軌道が定められた形で重りを持ち上げたり、降ろしたりする従来型の筋力トレーニングの動作様式では、脳は、単純動作で筋力を発揮する形になっており、脳の活動は限定的であるとわかった。」
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大腰筋及び体幹のインナーマッスルを働かせることで脳の酸素量が増え、脳が活性化することがこの実験でもわかります。
反対に体幹を固定して動作を行った場合は筋肉の働きとはあるが脳の働きは少ないことがわかります。
お客様の感じた物忘れということと関連が深いと言えそうですね。