Tanren塾塾長 体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。
小林寛道先生の「運動神経の科学」の中で歩き方について書いてありました。
以下抜粋
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歩くことは人間にとって最も基本的な運動であるが、歩行の技術については意外なほど意識されていない。
しかし、歩行にはあらゆるスポーツや身体運動に通じる重要な要素が秘められている。
運動神経が良いと言われる人は、体重の移動が片足ずつしっかりと行われ、腰高で歩いている場合が多い。
ハンマー投げでアジアの鉄人と言われた室伏重信氏(室伏広治選手の父)は、どんなスポーツであっても歩き方から変えなければ強くなれないと語っていた。その意味するところは大きい。
スポーツの基本は、体重の移動と身体バランスの取り方にあり、その究極の姿が歩く姿に現れていると言える。
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歩き方について過去の記事に書いたことが何度もありますが、腰を使った腰高で足音の静かな滑らかで滑るような歩き方が理想です。
「歩き方を見ればどれくらいのスコアか、わかる。」
とゴルフのコーチが語っていたのを思い出しました。
歩くことは運動としては簡単ですが、質を高めることは意識していなければ難しいことだと思います。
歩けなくなると歩くことの難しさを痛感します。
歩くことがこんなに難しいことなのかと。
確かに大変なことです。
歩き方をもう一度見直すべきだと改めて思いました。
その歩き方を物理的、科学的根拠に基づいて説明し、それらを可能にするトレーニングを提案できることが指導者として大切なことだと思います。
Tanren塾では歩くことをスムーズに出来るトレーニングを身につけ、歩くことに必要な重心移動、腰の位置、足の離陸のタイミングなどを科学的根拠を用いてお伝えするようにしています。
運動を指導するのは歩くことが明確に理解してからでも遅くはないと思います。