Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
「運動神経が悪いのは身体が硬いから」
こういう話を聞いたことがありますね。
例を挙げれば北島康介さんは身体が硬いですが世界のトップレベルの水泳選手となっています。
動物で言えば猫やチーターですね。
猫は手足は大きく動きませんが、動きが柔らかくしなやかです。
もちろん身体は硬いより柔らかい方が良いです。
しかし身体が柔らかいだけでは運動が出来るようにはなりません。
僕が考える運動の要素は
♦︎体重移動
♦︎身体を思った通り動かせる能力
♦︎力を抜く
などです。
この要素を満たすには背骨の動きがコントロールできることが重要な要素と言えます。
身体が柔らかい=可動域が広い
というのが世間の認識のようです。(開脚や前屈など)
「動きが柔らかい」
とは意味が違います。
前屈や開脚などの可動域が狭くても体重移動や脱力などが上手ければスポーツは上手なはずです。
逆に可動域が広くても体重移動や脱力が下手ならば身体を効率的に動かすことは難しいです。
可動域が広いに越したことはありませんが、それだけでは運動能力の全てを評価することはできません。
背骨の動きを自在にすることは身体を柔らかくする効果もありますが、大きな狙いは重心をコントロール出来るようにし、”動きの質を上げること”です。