Tanren塾塾長体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。
運動指導の場面で結構見かける話。
「○○選手はこのトレーニングをしているから、やるべきだ!」
「世界チャンピオンのチームがやっているトレーニングを取り入れた!」
「タイガーウッズが筋トレを一生懸命やっているから、ゴルファーは皆筋トレに励むべきだ!」
このような話を聞くことは少なくない。
これは果たして有効なのか?
疑問が残る。
勿論一定の効果はあると思う。
トップアスリートとそうでないアスリートとはハッキリ言って身体感覚が違う。
身体能力の次元も違う。
思考も違う。
このような違いがあるにも関わらず同じトレーニングをしても良いものか?
同じトレーニングをしたとしても、そのトレーニングに対する考え方が決定的に違うのは火を見るより明らか。
同じトレーニングであったとしても、見えている景色、感じていることは明らかに違う。
そのトレーニングが何を示しているのか?
何を目的としているのか?
ということを真剣に深く考えないことには、真相は見えてこない。
結局は、そのトップアスリートやトップチームなどの脳内をモデリングしないことには、真の意味は理解できないと思う。
どのような意識でトレーニングを見ているのか?という事がかなり重要なところだと思う。
しかし実際はトップアスリートやチャンピオンのチームがやっているトレーニングを安易に取り組ませている場面は少なくないと思う。
同じトレーニングをしているのに実力に差がつくということは、見えない部分の違いである可能性は高い。
この意識や考え方という見えない部分をどれだけ意識できるか、という事が上のレベルに上がれるかの差を作っていくのだと思う。