Tanren塾塾長体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。
体芯力®︎指導者養成講座の受講生の方が教えてくれました。
その方は普段、漢方薬局で働いています。
「歩くと膝が痛い」
という方が薬局に来院されたとき、講座で学んだ歩き方をお伝えしたそうです。
するといきなり
「ここの薬局、フワフワして歩いても痛くない特殊な床に張り替えてるでしょ!?」
ということを言ったそうです(笑)
体芯力®︎の歩行は体幹で身体を支えて足に負担の少ない歩行を推奨しています。
身体に良いと言われている歩行。
しかし世間のやり方は
「胸を張って大きく腕を振って大股で歩いてください」
このやり方に根拠や具体的な着地の部位、その理由の説明があったでしょうか?
このような歩き方をすると最悪、膝や腰を痛めるきっかけになってしまうことすらあります。
本当の正しい、そして根拠のある歩行を指導できるようになること、それはとても大切だと思います。
運動指導者はついつい、難しい筋トレやストレッチなどに目を向けすぎてしまう傾向があると感じています。
しかし、習う側のほとんどが運動とは疎遠の生活をしている方々です。
運動関係者ではない限り、日常生活は歩く、階段や坂道を登る、荷物を持つなど…
このような場面が多くを占めています。
これらの動きがいかに楽に、身体の負担のないような身体の動かし方を指導ができることが重要だと思います。
運動の世界に長年、身を置いていると、運動の世界ではない方の生活や心境などが理解しづらくなってくる傾向があると思います。
速く歩く為に必要なこと、歩くのが遅くなった理由を筋力という言葉を使わずに体の必要な動きで説明できることが大切です。
1冊目の出版した「100歳まで歩ける!「体芯力」体操」の中でも僕の強い希望で歩行方法に関してかなりのページを割いていただきました。
体芯力®︎指導者養成講座でも歩行に関して細かくお伝えしています。
やはり相手の立場になって考える!ということが運動指導者だけでなく、どの立場の人にも言えますね。