Tanren塾塾長 鈴木亮司です。
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『古武術「仙骨操法」のススメ』に面白い文章がありましたので紹介致します。
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五輪書の細川家版に「自由」に「ヤハラカ」とルビがふられているように武蔵の自由とは身体のやわらかさなのです。
柳生も自由を極意と言っています。
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剣術の極意は最終的に身体であるとも書いています。
いくら技を磨いても身体操作ができなければ上達は難しいのです。
イチロー選手も以前テレビ番組で
「身体を自分の思った通り動かせるのが自分の強み」
と語っていました。
自分の身体を思った通り動かせるから技術が発揮することができるのです。
そして身体を思った通り動かせるためには身体を自由にすることです。
そのためには最初に心を自由にする必要がありますね。
古武術の極意は心と身体を解放することのようです。
心にとらわれがあると身体もとらわれます。
「体の動きはこの動きしかない」
「体はこのように動かすやり方が正解だ」
と思っていると、そのやり方しか出来なくなります。
歩き方が一種類しかないと思えば一種類しか出来なくなります。
考えたことしか身体は出来ません。
「頭で考えずに咄嗟に体が反応した」
というレベルに達するには考えず出来るようになるには心のとらわれを解放することが必要だと感じています。
これはどんなことにも通じる事だと思います。