速く走るための身体の法則

鈴木亮司です。

速く走るときには逞しい足の筋肉が必要だと思っていませんか?

実際はどうなのでしょうか?

そのことに関して的確に書いてある文章がありますので紹介したいと思います。

 

小林寛道先生監修
金メダリストは知っていた!より以下抜粋
IMG_7764

走ることを得意とするほ乳動物の足にはいくつかの共通する特徴が見られます。その中でも特に目に付くのが足と体幹部をつなぐ部分に太く大きな筋肉がついている事でしょう。

例えば馬の脚はほっそりしていますがそのつけ根部分には、よく発達した筋肉がついています。

動物の中で最速とされるチータの脚も同様。
やはり体幹部とつながる部分の筋肉が最も発達しているのです。
これらの筋肉は、脚を前後に素早く動かすのに使われています。

中略

走るときには確かに膝関節や足関節を動かしますが、走るための主なエネルギーを生み出しているのは、体幹部と脚をつなぐ筋肉で、膝や足首を動かす筋肉ではありません。
世界トップレベルのスプリンターは、接地した足の膝関節や足関節をあまり動かさず、遅いランナーは膝関節や足関節を伸展させてキックしていることが明らかになっています。

もちろん、膝関節や足関節を固定するためにも筋力が必要なりますが、その筋力が強いほど速く走るわけでは無いのです。

そこでこれらの筋肉は大きければ大きいほど良いのではなく、必要最小限の大きさが理想的ということになります。
中略

また、走るときには脚も前後にスイングさせるので、特に先端が重いことがマイナスになります。
ランナーは前方に降り出した脚を引き戻すようにしながら着地するのですが、先端が重い脚だと前方への慣性モーメントが大きくなりそれを逆方向にスイングさせるため大きな力を発揮する必要があります。

 

これでは筋肉に負担がかかりますし、早く動かすこともできません。
バットを左右に素早くすることを考えてみるとよくわかります。
同じバットの重さなら先端が軽い方が素早く左右に振ることができるはずです。
IMG_7763

*日本屈指のスプリンター末續慎吾も膝から下は意外なくらいほっそりしている。

 

以上
簡単にまとめると支える筋力があれば筋肉のボリュームは必要最小限で良いということです。

 

脚が太くて重いと動かすのに大きな力が必要になるので疲れやすいということになりますのでスポーツをする際にはあまり利点は無いという結論になります。
僕も昔はバーベルスクワット200kgとかやって太ももが60cm以上ありましたがスポーツが上手くならなかったのは物理学から見れば重くて脚を振るのに無駄に大きなエネルギーが必要になるわけですから当然の話だったわけですね(^^;;

走ることに脚が必要最小限の筋肉で良いわけですから歩くことでも同様のことが言えます。
トレーニングは大切ですが、方向性を誤ると望んだ結果が得られないことになる、と言えます。

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この記事を書いた人

鈴木 亮司
鈴木 亮司
頑張らないトレーニング『体芯力®』で心と身体を緩め楽に動ける身体を創るパーソナルトレーナーでありプロトレーナーを養成するTanren塾塾長。 ティップネス町田を中心に、自宅や公共施設での指導、セミナー講師、トレーナー研修業務などを行っています。 顧客には、ラグビー日本代表候補、フットサル女子日本代表、アメリカプロバスケット選手、タッチラグビー日本代表選手、日本ランキングプロボクサー、アメリカ野球独立リーグ選手などのアスリートから、80代の高齢者まで幅広く、15年でのべ約3万人をサポートしています。
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