股関節と中心軸の感覚

Tanren塾塾長 体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。
「立つ」ということは簡単ですが、追求すると難しいものだと思います。
どのように立てば良いのか?となると、多くの方が様々な理論や理屈があると思いますが、僕なりに書きたいと思います。
「股関節で立つ」という考えです。
股関節は人体で最も大きな関節です。
この関節に体重を乗せたいと思っています。
股関節はここですね。
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表面から見ると、この辺りですね。
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「筋肉の力で立つ」という考え方もあると思います。
僕はなるべく筋肉を使わず、関節を上手く使いたいと考えています。
人は骨格を上手く使った方が立ちやすいと思います。
なぜならタコは立てませんよね(笑)骨がないから。
でも骨だけでも立てませんね。赤ちゃんが立てませんから。
僕は関節も筋肉も両方有効に使いたいと思っています。
 
 
「股関節で地面を捉える」と聞くと地面を力強く踏み締める感覚を想像してしまいますが
「左右の股関節に乗る」
という感覚であって踏み締めるような固まる感覚ではありません。
要するに地球に真っすぐ立つということで前後左右に素早く力を使わずに動ける状態です。
股関節で地面を捉えられると余計な力が抜け中心軸が現れます。
これは股関節の感覚がハッキリしているほど中心軸は明確になると感じています。

力が抜ける

 

中心軸が明確になる

 

股関節で立つ

 

この3つは同時に現れると思います。
左右の股関節で体重の移動を明確に出来るので身体のコントロールがしやすくなると感じます。
そして中心軸があれば無駄な筋力を使わずに体幹を維持でき手足の力が抜けるので手足を素早く動かすことが出来ます。
「力は抜く」ものではなく「力が抜ける」というもので意図的に抜くものではないと思います。
中心軸も意識したりトレーニングで筋力をつけてつくるものではなく自然発生するものだと思います。
筋力でつくられる軸もありますが応用のきかない固まってしまう軸だと考えています。
軸を発生させるためにまず第1段階としては股関節の感覚を明確にすることが大切だと思います。
股関節の感覚を明確するためには色々とやらなくてはなりませんが、それはまた別に書きたいと思います。

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この記事を書いた人

鈴木 亮司
鈴木 亮司
頑張らないトレーニング『体芯力®』で心と身体を緩め楽に動ける身体を創るパーソナルトレーナーでありプロトレーナーを養成するTanren塾塾長。 ティップネス町田を中心に、自宅や公共施設での指導、セミナー講師、トレーナー研修業務などを行っています。 顧客には、ラグビー日本代表候補、フットサル女子日本代表、アメリカプロバスケット選手、タッチラグビー日本代表選手、日本ランキングプロボクサー、アメリカ野球独立リーグ選手などのアスリートから、80代の高齢者まで幅広く、15年でのべ約3万人をサポートしています。
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