体幹を強くするために小指を締める!

Tanren塾塾長 鈴木亮司です。

最近手の小指の意識の持ち方を変えてみました。

「小指」は現代生活ではあまり使わなくなった指ですが、小指を使うことは身体にとって実に深い意味があります。

このことを示したものがアナトミートレインからも理解できます。

アナトミートレインとは「筋筋膜経線」のことです。これは筋膜のラインを示し「筋肉のつながり」を表しています。

この中で「ディープバックアームライン」というものがあり、小指側から二の腕を通り、肩甲骨まで繋がっています。

菱形筋(肩甲挙筋)ローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)上腕三頭筋、尺骨、小指球筋

一方、武道の本に書いてあった「下筋」というものがあってこれもまた小指から二の腕を通り、背中まで繋がっています。

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  • 写真上「アナトミートレイン」
  • 写真下「仙骨古武術操法」より

古の日本人が感じたものと解剖学の上に発見されたものが共通するのはなんとも興味深いですね。

このことからわかるように肩甲骨を正しく使う意味でも小指というものは大事な指ですね。

あくまで僕の感覚ですが、小指を締めると下腹部、脇の下(広背筋から前鋸筋辺り)、仙骨から尾骨の辺りに力が入って重心が下がる感覚が出てきます。

「小指を締める」という言葉は宮本武蔵の五輪書にも書かれているようで当時から小指の重要性を感覚で理解していたのかもしれませんね。

ゴルフクラブやテニスのラケット、野球のバットなど小指から握って…というように当たり前に指導されていますが、「なぜ小指からなのか?」ということを考えたことがある方は多くないようです。

手のひらを握るときに小指から締めると力が入りやすく、親指から握ると力が入りにくいことがわかると思います。

武術の世界では「手は小指、足は親指」という言葉があるそうです。

それくらい手の小指は大切だと言えます。

ヤ○ザの世界で「小指を詰める」という言葉がありますが小指が無いと本当の意味で手のひらが握れなくなります。

昔から筋膜のことはわかっていなくても小指が大切だと感覚で理解していたということですね。

体の使い方やファンクショナルという言葉が近年よく聞かれるようになりましたが、僕個人的に小指を語らずして身体を語るべからずと言いたいところです。

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この記事を書いた人

鈴木 亮司
鈴木 亮司
頑張らないトレーニング『体芯力®』で心と身体を緩め楽に動ける身体を創るパーソナルトレーナーでありプロトレーナーを養成するTanren塾塾長。 ティップネス町田を中心に、自宅や公共施設での指導、セミナー講師、トレーナー研修業務などを行っています。 顧客には、ラグビー日本代表候補、フットサル女子日本代表、アメリカプロバスケット選手、タッチラグビー日本代表選手、日本ランキングプロボクサー、アメリカ野球独立リーグ選手などのアスリートから、80代の高齢者まで幅広く、15年でのべ約3万人をサポートしています。
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