本当のエクササイズ。

Tanren塾塾長 鈴木亮司です。

あまり雨が降らないまま梅雨が明けるとそのあとに雨が多かったりしますよね。

さて本題ですがトレーナーの教科書ともいうべき書籍『動きの解剖学Ⅱ』

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この本に本質をつく言葉が書かれていましたので紹介したいと思います。
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目次

この本は『動きの解剖学Ⅰ』に続くエクササイズ編である。

しかし内容は私たちが思い浮かべるエクササイズと、多少異なることに気づくと思う。

私たちが想像するエクササイズは、身体を鍛える目的で行われる運動である。
残念だが、未だに多くの人たちは、身体中から汗を絞り出し、苦痛に耐えながら涙を流して身体を鍛えるエクササイズが正しいと信じ、忍耐の見返りとして初めて健康が得られると考えている。

腰痛などの障害に苦しむ人たちは、自分の運動不足が痛みを引き起こした原因であると反省して、痛みに耐えながらグラウンドを走り、ジムやプールで身体を痛めている。

身体を酷使するエクササイズが、本当に健康を与えてくれるのか疑問に思うのは、自分だけではないと思う。

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この本が書かれたのは平成9年です。
この時からすでのこのような思想があったのです。

そしてこのような状況は現在も大きくは変化していないことにも気づきます。

やり方云々のノウハウばかりで人々に運動に対する正しい意識が伝わっていないことが考えられます。

なぜこのような考えが広まらないのか?

辛いことや重りを挙げているトレーニングの方が実感を得やすいからです。
感性が鈍れば鈍るほど強い刺激を求めてしまいます。

味覚が鈍った人が味の濃いものを食べるように。

自ら行っていることが本当に身体とってに必要なことなのか?
客観的に自分のしていることを振り返る必要があります。

「フィードバック」です。

知識を得える“インプット”

それを人に話したり実践する“アウトプット”

それを省みる“フィードバック“

実践することで満足してしまうケースが多いですが、そこからもう一つ上のステージに上がるためにはフィードバックが欠かせないと思います。

その“フィードバック“を通して自らの方法が結果に繋がっているのか、いないのか、正しい方法だということを確認するべきです。

そこに今までやっていたから、常識ではこうだからという余計な概念や思想は必要ありません。

ただ結果につながっているかを機械的に振り返ることです。

感情が入ると結果というものに対して客観的に見れなくなるのでなるべく感情を切り離して考えるべきです。

 

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