マラソン藤松利之選手

Tanren塾塾長 体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。

昨日は知り合いの方から紹介されたマラソンで2時間18分を切るベストタイムを持つ市民ランナー藤松利之選手のマンツーマントレーニングでした。

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https://www.osaka-marathon.com/runner/player/invitation/

本人は東京オリンピックを目指しているのですが、伸び悩んでいるので見て欲しいということで引き受けました。

(実はパーソナルトレーニングはランナーのお客様が多いおかげでランナーの方のトレーニングはかなり研究することが出来ました。僕の指導得意分野の1つになりました)

本人と話し合い、歩き方や走り方を見て改善点を抽出。

体の問題点で本人が自覚している部分と自覚していない部分をあぶり出していきました。

正直なところ、よくこの体の状態で2時間20分を切るタイムが出せたなぁと思いました。
それくらい動かせている関節の可動域が少ない。

恐らくは長距離を走り続けることで蓄積されていった疲労の影響だと思います。

速歩きで腰の動きを出す歩き方をしても腕振りと足の動きの連動が出来ないくらい連動性自体が悪くなっていました。

(僕は速く走るためには速く歩けることが大事だと思っています。
歩くのが速くなれば走るのも速くなる、という思っています。)

そして左右の股関節の動きが偏っていて片足立ちでバランスが取れない。

これを90分の中でどれくらいできるか…

ここでまず背骨、肩甲骨、股関節の可動域を取り戻すことが最優先と思ったので体芯力®︎のベースの種目である、椅子に座った姿勢と四つ這い、上半を前に倒した体勢で背骨と骨盤、肩甲骨の動きを出す体操を入念に行いました。

最初は動き自体も未経験でぎこちなかったのですが徐々に慣れ、動きがスムーズになっていきました。

本人が「だいぶ身体が楽になりました」

という言うので体操の後に、速歩きをしてみると付き添いで来ていただいた方が驚いて

「凄い、本気で鳥肌が立ちました!」

というくらい動きが変わりました。

本人も「なんですか?これ…」と驚くほどでした。

体操しただけで片足バランスが良くなり、股関節のバランスが改善され速歩きしたときの腕振りができるようになり、全身が連動し始めました。

これは選手本人の体芯力®︎の刺激を受け取る器があり、それを感じる感覚があったからだと思います。
(*当たり前ですが効果には個人差があります)

様々な動きをするときの土台となるものが背骨、肩甲骨、股関節であると思っています。

これらを無駄な力を抜いて立体的に、そして3つを連動させられるかどうかが基礎で色々な動きはその上に作られるものだと思います。

結果としてプロ格闘家に伝えるときも、ランナーに伝えるときも、高齢者の方に伝えるときも、小学生低学年の子供に伝えるときも基礎では同じ話をします。

本人もこれなら変わる!と思ってくれたようで

「定期的にお願いします」

と言われたので今後も継続してサポートしていくことになりました。

東京オリンピックまで2年半。

どこまで伸びるか楽しみですね。

 

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