調子の良し悪し、運動能力の高い、低いを決める要素②

Tanren塾塾長体芯力®︎マスタートレーナー鈴木亮司です。

先日「調子の良し悪し、運動能力の高い、低いを決める要素」の内容でその原因は「肩甲骨」「背骨」「骨盤」の動きが大きな要素だと思う、ということを書きました。

「肩甲骨」「背骨」「骨盤」が原因だとしても、ではそれは具体的に何と関係しているのか?という疑問が当然ながら湧いてきますよね。

「肩甲骨」「背骨」「骨盤」の動きはわかりにくいのですから、「動きが悪い」というだけでは解決策が曖昧です。

では「肩甲骨」「背骨」「骨盤」の動きが何と関係しているのか?

それは【重心】です。

 

「重心」と聞くと「重心移動」とか「重心を意識しろ」とか言われますが、そもそも重心の位置を正確に理解しているのか?ということになります。

多くの方が重心といえば「丹田(ヘソの下)でしょ?」

と答えます。

しかし丹田という答えだけでは30点です。

それは止まって立っているときに限った話だからです。

歩いたり、しゃがんだらなどの動けば重心の位置は変化します。

そして動き出した瞬間に上半身と下半身は別々の動きをしますから、身体は2つの物体の合わさったものとされるので、重心は2つに変わります。

そしてその2つの重心を結んだ線の真ん中に身体の重心が存在しているので丹田では説明が出来なくなります。

重心というものは曖昧な意識とかそういったものではなく、物理です。

我々の身体は地球上に存在する物体です。

上半身の重心位置の定義は胸椎の7〜9の辺り。みぞおちの少し上の胸骨の辺り。

半身の重心は太もも1/2〜2/3の間にあるとされています。

 

歩いているときも常にどちらかの足で片足立ちになるわけですから重心が移動します。

 

上半身が動く時に重心も動きます。

写真:結果の出せる整形外科理学療法

著者:山口光國、福井勉、入谷誠に

 

骨盤の角度や背骨の形、肩甲骨の開きが変われば重心は動きます。

体を動かすには重心移動がないと基本不可能です。

 

逆の言えば重心の位置を変える=重心移動は「肩甲骨」「背骨」「骨盤」の動きがないと重心の移動が出来ないのです。

重心移動が出来にくい

=動きの鈍さを感じる

=「肩甲骨」「背骨」「骨盤」の動きが悪い

という公式が成り立ちます。

 

もちろんこれだけで調子の良し悪しなどが決まるわけではありませんが、大きな要素であることに間違いありません。

単に身体が柔らかいとか筋力があるということがスポーツの上手い下手などが結びつかない理由の1つとしてこのような重心移動と「肩甲骨」「背骨」「骨盤」の関連性があります。

この上半身、下半身の重心移動の練習をすることが体芯力®︎の体操の要素として重要視されています。

単に柔らかくするとか力を抜くだけでは身体は上手く動きません。

一般的な筋トレは重心の移動はあまりありませんので、筋力を高めるということと合わせてこの要素に目を向ける必要があると思います。

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この記事を書いた人

鈴木 亮司
鈴木 亮司
頑張らないトレーニング『体芯力®』で心と身体を緩め楽に動ける身体を創るパーソナルトレーナーでありプロトレーナーを養成するTanren塾塾長。 ティップネス町田を中心に、自宅や公共施設での指導、セミナー講師、トレーナー研修業務などを行っています。 顧客には、ラグビー日本代表候補、フットサル女子日本代表、アメリカプロバスケット選手、タッチラグビー日本代表選手、日本ランキングプロボクサー、アメリカ野球独立リーグ選手などのアスリートから、80代の高齢者まで幅広く、15年でのべ約3万人をサポートしています。
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